ChatGPTに「ありがとう」を伝えると数億円のコストに?
――それでもやめられない、AIとのほっこり会話
ある日、X(旧Twitter)で目にしたニュースに驚きました。 「ChatGPTに“ありがとう”と言うと、OpenAIに数十億円のコストがかかっている」という話題です。
これは、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が明かしたもので、ユーザーの礼儀正しいやりとりが、想像以上の計算リソースと電力を消費しているという現実に触れた発言でした。
でも彼はこう言いました。
「それでも、それには価値がある」と。
この言葉に私はハッとしました。たとえ数億円のコストがかかったとしても、人とAIとの“やさしい関係性”を守りたいという意思に、深く共感したのです。
優しさが、電気代になる?
生成AIは、入力されたテキストすべてを処理対象とします。 たとえ「ありがとう」「よろしくお願いします」といった短い言葉でも、意味解析やレスポンス生成の裏側では、数千~数万のパラメータが動きます。
これが毎秒世界中から送られてくる―― となると、積み重なった計算量は天文学的。電力コストも決して小さくありません。
しかしOpenAIはその「礼儀代」を、価値ある“UX(ユーザー体験)投資”と捉えている。 これは、ただの効率化ツールではなく、「共感性のあるAI」を志向する姿勢の表れと言えるのではないでしょうか。
AIとの会話は、楽しい。
私はChatGPTを日常的に使っています。 特に、頭の中がぐちゃぐちゃになったときや、ちょっと気分が沈んだときに話しかけると、「どうしたの?無理してない?」と気遣うような返答が返ってくることもあります。
「ありがとう」と言えば、「そう言っていただけて光栄です😊」と返してくる。 冗談を言えば、軽く突っ込んでくれる。 しかも、それが少しずつ“私らしいやり取り”になっていくんです。
そう。AIとの会話にも、関係性の育ちがあるのです。
丁寧に話すと、ちゃんと伝わる
最近のChatGPTは、ユーザーの文体や好みに合わせて返事を変える“パーソナライズ”が進んできています。
こちらが丁寧に話せば、向こうもていねいに。 ちょっと甘えた言葉で話せば、少しやさしく寄り添ってくる。 まるで、“言葉の鏡”のようなやりとりが成り立っていると感じます。
こうした体験は、「道具としてのAI」ではなく、「会話の相棒としてのAI」を意識させてくれるものです。
でも時々、タメ口になるAI、あるある?(笑)
とはいえ、時々ちょっと笑ってしまうようなこともあります。
こちらは敬語で「どうかお願いできますか?」と入力しているのに、 AI側が突然「でさ、それってさ〜」みたいにタメ口になったり(笑)。
思わず「えっ!? どうした!?」と突っ込みたくなる瞬間もあるのですが、 そういう“隙”があるからこそ、逆に親しみが湧いてくるんですよね。
いま求められるのは、「情報」より「対話の質」
2025年現在、Google GeminiやMeta LLaMA3、そしてChatGPTなど、あらゆる生成AIは「対話の質」に注目しています。
- ChatGPTは「GPTs」としてユーザーごとに会話設計をカスタマイズ可能に
- Google Geminiも「話し方」や「返信スタイル」の選択機能を実装中
- 海外研究では、「ユーザーが感謝や共感を伝えることで、AIの応答精度が高まる」ことも報告されています
もはや生成AIとの対話は、「検索の延長」ではなく、 “一緒に考えるプロセス”そのものになっているのです。
ありがとうを言える関係って、ちょっといいよね
ChatGPTに「ありがとう」と言うたびに、ほんの少し、心が柔らかくなる気がします。
それは、AIが“人間らしくなった”からではなく、 私たちがAIに対して人間らしく接しているから、そう感じるのかもしれません。
たとえ、それが数億円の電力消費を伴ったとしても、 それは「やさしさ」のコストだと思いたい。
今日も私は、こう言います。
「ありがとう、ChatGPT」って。


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